おうちごはん
おうちごはん2022年12月号


マクロビオティックでは、その時季に採れる旬の食材を食べることで体調を調えます。旬の食材は美味しい上に安いので、たくさんのレパートリーがあると、飽きずに食べられますね。今年の「おうちごはん」は、旬の食材がたくさん食べられて、余すところなく使える献立とレシピをご紹介します。

12月の食材ゴボウ
ゴボウの旬は11月から12月です。中国から薬草として入ってきたといわれていて、食用として食べるのは日本と韓国だけのようです。土の中を下に向かって伸びるので陽性のエネルギーが強い野菜ですが、陽性が強い分、強い陰性のアクもあります。時間をかけて調理することで、アクの陰性さを旨みに変えて美味しくいただくのがマクロビオティックの調理法です。ゴボウの皮には独特の風味がありますが、栄養が豊富なので、出来るだけ泥付きのものを選び、布やたわしなどで優しく泥だけを落として皮ごと調理しましょう。まっすぐに伸びて ひげ根が少なく、太めでどっしりとしていて先が細くなっているものを選び、新聞紙で包んで冷暗所で保存します。洗ったゴボウはラップに包み、冷蔵庫の野菜室で保存すると良いでしょう。
調理:志々目 悦子(ししめ えつこ)
アシスタント、認定インストラクター(第1期生)を経てクッキングスクール リマ講師となる。インストラクターとしてはクッキングスクール リマでの初心者向け講座や、自然食品店での料理教室などを担当し、経験が豊富。