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マクロビオティックとは、自然界の法則に調和した生活をすることによって、健康と幸せを得る生き方。
人と生き物と環境のバランスを大切にして、正しい生活と食事から健康を維持し、体質を改善します。
マクロビオティック実践の基本は「食」。玄米菜食を基本とした食事を摂ります。
それは人間の健康だけではなく、大きな視野(マクロ)から地球の健康も考えることにつながります。
マクロビオティックは、桜沢如一(1893~1966年)によって日本や世界に広められました。(海外ではジョージ・オーサワとして知られています)
桜沢如一は石塚左玄(明治時代の軍医)の食養生論によって自らの体質を改善し、健康と食の関係を深め、独自の食事法「マクロビオティック」を確立しました。その後世界平和を目指し、フランスを中心にアメリカ、ヨーロッパ、インド、アフリカなど世界中に普及活動をしました。これが、東洋の陰陽の考え方を取り入れた玄米菜食を基本とするマクロビオティックの始まりです。
桜沢如一が創立した日本CI協会はその遺志を受け継いでいます。
日本CI協会は、里真夫人が1965年から始めたマクロビオティック料理教室「リマ・クッキングスクール」を通じて、すべての人が健康で平和に暮らせる社会の実現を目指して活動しています。
現代では肉食中心の食生活を要因とする生活習慣病などが問題になり、マクロビオティックの食事法が世界で注目され、実践している人たちが増えています。指導者により手法については若干の相違があり、また時代とともに変化していきますが、基本の理念は変わりません。
マクロビオティックの考え方はとてもシンプルです。
玄米菜食を中心として、その土地で穫れたものを、その旬に食べるだけです。 環境と食物を正しくすることが健康につながり、心を正し、幸せに生きるという考え方です。毎日摂る食物は、人の健康や心に影響を与え、身体そのものを作っています。自然の摂理に添った食生活は本来持っている美しさを引き出します。食生活の間違いを正せば、人は本来の姿を取り戻し、身体も心も美しくなると考えます。
現代の食生活はたんぱく質、動物性脂肪分、精製糖の摂り過ぎ、食事の食べ過ぎなどにより健康のレベルが落ちてきています。植物性たんぱく質や脂肪分を摂るようにして、多糖類の食物を食べるようにしていけば、体調は改善へと向かいます。
最初から玄米100%でなくても五分搗き米や胚芽米から始めても良いのです。そして、玄米を食べるようにしていくとあまり肉を食べたいと感じなくなり、甘いお菓子も頻繁に食べたいとは思わなくなります。無理に肉や甘いものを我慢しなくても、自然と食生活が良い方向へ変わっていくのです。
そうすると身体や心に変化がでてくるのが実感できてきます。
陰陽は東洋の伝統的な世界観であり、マクロビオティックの考え方の柱をなすものです。陰と陽は反対の力でありながら、お互いを引き合い、助け合っていて、どちらも不可欠なものです。この考えは食べ物のほか、すべての物事にあてはめることができます。
食べ物でいえば、身体を締めるものが陽性で、緩めるものは陰性です。身体を温めるものが陽性で、冷やすものは陰性です。
このように身体の健康を維持するには、陰陽のバランスが大切という考え方です。
「ひとつのものを丸ごと食べる」という意味です。
実・根・茎・葉などは全体でひとつの命でありバランスが取れています。特に実や種は、そのまま次の世代を生み出せるため、生命力に満ちた食べ物といえます。
穀物の皮や胚、野菜の皮には、それ以外の部分に入っていないビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
丸ごと食べることはバランスがよく、精製した純度の高い状態の食品を食べ続けることはアンバランスであるということです。
身体(身)と環境(土)は密接な関係です。身体は食べ物を含めさまざまなものを自然の環境から取り入れています。人がその環境になじむには、その土地その季節にあった食べ物を摂ることが大切です。自分の住む土地で採れたものを食べることで、暮らしている土地の気候・風土に適応しやすく、季節の変化についていくことができるという考え方です。
玄米菜食がマクロビオティック食の基本です。
穀物の割合を多くし、脂肪を抑えるバランスの良い食事法で、健康維持・体質改善に多くの方が実践しています。
玄米は外皮や胚芽を多く含むため、よく噛んで食べることが大切です。ゆっくり食事をすることで、少量でも満腹感が得られるようになります。また、菜食のため動物性食品を控えることになり糖分も抑えます。動物性の脂肪分や精製された白砂糖などの糖分は、肥満や生活習慣病の素となります。
マクロビオティックは人間の長寿と健康のために穀物を主食とし、自然と調和した伝統的な食事が望ましく、こうした食事をしていると病気になりにくいと考えるものです。
欧米型の食生活が生活習慣病の危険を高めるといわれている今、マクロビオティックのような伝統的な食生活が注目されています。
主食は全粒穀物。(米、麦、そば、粟、稗、黍、トウモロコシなどを精白しないもの)
野菜は無農薬の自然農法や有機栽培で作られたものを優先。
汁物は野菜の具がたくさん入った味噌汁が一番望ましい。
調味料は伝統的な製法で作られたもの。
海藻は血液を浄化する作用があるので毎日少しずつ摂る。
飲み物はアルコールやコーヒーなど刺激の強いものは避け、三年番茶などカフェインが少ないものにする。
健康食品やサプリメントなどの人工物より、より自然に近い形または伝統に沿ったものを摂る。
主食と副食に分け、一口30回以上噛み、腹8分目を心がける。
水分を摂りすぎてしまうと循環が悪く血液も薄く冷えになるので適量にする。
よく味わい、感謝していただく。
身土不二の考えから国内産を優先する。
無農薬栽培(自然農法・オーガニック・有機JAS)に基づいた農産物を基本とする。
遺伝子組み換え作物は使用しない。
伝統製法を優先する。
主食は玄米、または分搗き米など穀類は全粒に近いものにする
動物性食品は魚貝や小魚にとどめる。
副食は野菜・海藻・豆類を基本とする。
白砂糖、グラニュー糖などの精製糖は使用しない。
安全性・機能性が明確な添加物以外は使用しない。
一物全体を基本に皮をむかずに芯や根も工夫して食べる。
灰汁にも栄養があるためなるべく茹でこぼさない。
体質や食材の陰陽を考え、調和のとれた調理をする。
電気調理器より火を使う。食材の分子レベルに影響がでる電子レンジはできるだけ避ける。
調理器具はアルミ製と内部をテフロンなどでコーティングしたものはできるだけ使わない。
調理がシンプルとなることで楽になる。
味噌・醤油の醗酵調味料を基本とすることにより野菜本来の美味しさが引き出される。
油の使用も少ないため食器の片付けも簡単で地球にやさしい。
国内産食材を優先することにより、輸送に伴う負荷の削減になる。
一物全体の実践により無駄を減らし、ゴミの軽減になる。
穀物菜食の実践に伴い食糧自給率の向上につながる。
健康を維持し、体力を強化することができる。
美肌をつくり、体重は健康的に適正値になっていく。
よく眠れるようになる。
体質改善ができる。(便通、冷え症、体臭、皮膚のトラブルなど)
気持ちが明るくなり、ストレスが少なくなる。
イライラしなくなり穏やかな気持ちになる。
よく噛むことにより、美味しく味わうことができ、少量で満足できる。
海藻を食べることにより血液が浄化され、ミネラルをバランスよく摂ることができる。
身体に良い食事をすることで判断力が向上する。
感謝の気持ちでいただくことができる。
身体も心も本来の持っている美しさが引き出される。